こんにちは、

保育・育児アドバイザーの松原美里です。

 

 

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保育コミュニケーション研修・講座はウメハナリレーションズ

 

あさか保育人材育成養成学校にて、

 

保育現場コーチングを行いました。

  

保育現場コーチングとは・・・

成長していく子どもたちが、自分の力を発揮していけるように。

 

“力を引き出すかかわり”=コーチングをしていく
保育士のためのコミュニケーションを、

保育の現場に入り、愛を傾けたい!と考えている人に
分かりやす具体的にひも解いた講座です。

 

 

8講座の中で、今回は1~4までを行いました。

1.保育は感情労働~子どもの気持ちに寄り添うヒント

 

 

 最近、学生さんや他業種から保育の現場に入る方で、

 意外と「子どもと遊べない」人が増えているのですが・・・。

 

 これは、子どもの気持ちに寄り添い、

 関わっていくということがよく理解できず
 “ただそこにいるだけ”になってしまう・・・

という現象かなと感じています。

 

 “ただいるだけ”から

 “寄り添い、かかわり、心が通う”状態になるためには

 じつは、保育士は当たり前だと思っている

 

1.子どもの感情を観察し、どういう状態なのかを理解する

2.子どもの感情に共感・声掛けを行い、気持ちを受け止めること

 →それによって、子どもは

 自分の気持ちに気が付き、受け入れることが出来る

3.その上で 次の行動へ向けた声掛けを行うことで、

 子どもの気持ちがそちらに向きやすくなり、

 行動がスムーズになる

 

~といった流れが、じつは潜んでおり。

 

初めて保育現場に入った人にとっては、

じつはハードルが高いことなのだ・・・!!

ということに、私自身も

他業種から来た新人さんを指導をしていて、気が付きました。

 

子どもの気持ちに気付く前に、

なにげなく生活をしている中でも、私たちは 

自分の気持ちに鈍感になりがちです。

 

親の顔色をうかがい、いい子であろうとする中で

自分の本当の気持ちが分からなくなっていたり。

嫌だな、と思うことがあっても

やり過ごして、人に合わせていたり。

 

~そんな風にする中で、
自分の気持ちが分からない状態になっている人も

少なくないのです。

 

まずは、感情を意識すること。

そこから初めて、

子どもの気持ちに気が付く芽をはぐくみましょう!

 

・・・そんなことを、ワークを交えて講座としてお届けしています。

 

 ・子どもに関わる視点「見る」「観る」「診る」~そのための在り方

~保育現場に入った人がよく、気軽に言われるこの一言。

 「ちょっと子どもを見ていてください」

 

 そして、「どうしたらいいですか?」と尋ねると、

 ふわっと言われるのが、

 「(とりあえず)遊んでいてください」

 

覚えがあるのではないでしょうか。

・・・これらは、文字通りに受け取るのは要注意です。

 

なぜなら、暗黙の了解として

 

 「ちょっと子どもを見ていてください」は、

  子ども全体を見ながら、かかわりかたを見極め、

  必要な時には臨機応変に怪我を防止したり、

  介入した方がいいときには、

  子どもの意欲や力を妨げない 適切な声掛けを行ってください。

  あなたにこの子たちのかかわりをお任せします。

 

 ~という意味であり、

 

 「(とりあえず)遊んでいてください」は、

 子どもと一緒になってあそんでしまう・・・のはNGで、

 一緒に楽しみながらもひとりひとりの遊びを尊重して

 一人一人の安全と遊びの状況を確認しながら

 全体を把握して、そこに居る。

 

~という状態(かかわりかた)が、求められています。

 

いやぁ、私たち(保育士側)、何気なく言っているんですよ。

けれども、さりげなく要求のクオリティが高いんです。

 

子どもを「見る」というアンテナ、については
語ると長くなるので(笑)、またの機会にご紹介しますね!

 

その他、この日は盛りだくさんで


・保護者への「ねがい」・かかわり方

~子育てのパートナーとして、プロとしてどう関わるか?

 

・保育はチームワークで回っている

~保育士間のチーム連携のために欠かせない

 声掛け合い・アイコンタクト…。

 

・・・などについても、

講座の中でワークを交えてお話しました。


贅沢にも少人数の場だったため、

じっくり参加者の体験談をシェアしてもらいながら

進めて行ったのですが、

「現場に入る前に、知っておきたかった!」

~といった声をちらほらいただきました。

 

それはそうでしょう。

 

私自身も知らずに試行錯誤をしたことであり、

実際に自園で他業種から転職してきた先生と

やり取りをする中で学ばせてもらった

“気付き”を織り交ぜながら、

”保育の暗黙の了解”

実例をひもときながらお伝えしています。

 

せっかく保育士を志した人が、

現場で傷ついて、離れてしまうことがないように。

 

志・思いを形にしていけますように。

 

気付いた時が、再スタートの時。

まだ、間に合います☆

 

保育の現場で力を発揮していくこと、応援しております!

 

さて、次回の保育現場コミュニケーションは


・一日の流れ・シフト・業務の範囲
・子どもへのかかわり方・信頼関係の築き方
・子どもを中心とした保育~健康・安全を守るために~
・子どもと育ち合う心理学

 

お申し込みはこちらになります音譜

http://hoikujinzai.com/blocks/index/00229

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